EF(エレクトロフュージョン)接合とは、接合面に電熱線を埋め込んだ管継手(受口)に管(挿し口)をセットした後、コントローラから通電して電熱線を発熱させ、管継手内面と管外面の樹脂を加熱溶融して融着し、一体化させる接合方法です。
(1) 通電開始電熱線が発熱を始め、管継手内面と管外面の樹脂温度が上昇します。
(2) 通電中樹脂が加熱溶融されて膨張し、管と管継手が融着されます。
同時にインジケータが押し上げられます。
(3) 通電終了・冷却溶融された樹脂が固化して融着が完了し、管と管継手が一体化構造となります。なお融着終了後、規定の時間、放置・冷却します。
EF接合の施工手順を動画でご紹介します。
管と管継手が一体化構造となるEF接合部の性能を確認するため実施した試験例をご紹介します。
■引張試験:管破断までEF接合部に抜けなどの異常なし。 |
■偏心へん平水圧試験:接合部近傍の管を30%偏心へん平した状態での水圧試験 |
■曲げ水圧試験:30度の曲げを加えた状態での水圧試験 |
■圧縮剥離試験:管内面が接触するまで圧縮しても接合部に剥離などの異常なし。 |